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COLUMN

お役立ちコラム

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とは?

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とは?

こんにちは!パパ眼鏡となかじーです。
今回からはITプロジェクトに関わる役職についての紹介をお届けします。

第一段として、エンジニアからのステップアップで進まれることが多い、
プロジェクトマネジメントオフィス(以降、PMO)を解説していこうと思います。

PMOはチームごとの緩衝材・潤滑油的な立ち位置として、プロジェクトが円滑に進むよう支援する専門職です。
PMOは、その配置があるかないかだけでプロジェクトの成功率が大きく変わる陰の立役者。
まだマネジメント業務に携わっていない方も、上位にいる方たちの視点から業務がしやすくなり、
どうしてこの作業が必要なのかを理解しやすくなるかもしれません。

ではさっそく解説していきましょう。

■1.概略、役割

PMOは組織内でプロジェクト管理のプロセスや手法を統括し、
プロジェクトの成功を支援する役割を担います。


彼らはPM(プロジェクトマネージャー)やチームを支援し、
プロジェクトの進捗状況を管理したり、リスクを管理したりすることで、
プロジェクトの品質、スケジュール、予算を確保します。

類似の概念で、先ほど出てきたPMが存在しますが、
役割の点で意味が異なります。

PMは、プロジェクト全体の指揮者であり、
そのプロジェクトを成功に導く役割としてチームを率います。

一方、PMOは、複数のプロジェクトのPMやチームをサポートする組織・役割を指します。
PMOは、ユーザー・ベンダー・事務局といっ
立ち位置ごとの動きを求められてきましたが、
ビジネススピードの加速もあり、
昨今では、ユーザーがベンダー、ベンダー側がユーザー側の業務まで

踏み込みながら、模索・伴奏・推進する動き方の需要が高まっています。 

■2.歴史

PMOの概念は1980年代に始まりましたが、
本格的に注目され始めたのは1990年代以降です。
プロジェクトの規模と複雑さが増し、
効率的なプロジェクト管理が求められるようになると、
PMOの重要性が高まりました。  

■3.具体的な作業内容例 

プロジェクトマネジメントプロセスの策定と改善

PMOは、組織のプロジェクトマネジメントプロセスを策定し、 改善する責任があります。 

これにはプロジェクトの計画、実行、
管理、制御、閉鎖などのプロセスを定義し、 PMやチームがこれらのプロセスを遵守しやすい形でドキュメント化します。 
またPMOは、過去のプロジェクトの経験から学び、プロセスの改善を行います。  


プロジェクトポートフォリオの管理と優先順位付け 

PMOは、組織のプロジェクトマネジメントプロセスを策定し、
改善する責任があります。


これには、プロジェクトの計画、実行、管理、制御、閉鎖などのプロセスを定義し、
PMやチームがこれらのプロセスを遵守しやすい形でドキュメント化します。
またPMOは、過去のプロジェクトの経験から学び、プロセスの改善を行います。  


PMOは、組織のプロジェクトポートフォリオを管理し、優先順位付けを行います。
これには、組織の戦略目標に合致するプロジェクトを選定し、
リソースの適切な配分を行います。
優先順位付けは、プロジェクトの重要 度や緊急度、利益、リスクなどを
考慮して行われます。 

プロジェクトのスケジュールと予算の管理 

PMOは、プロジェクトのスケジュールと予算を管理します。
これには、プロジェクトのスケジュールとタイムラインの策定、
リソースの割り当て、タスクの追跡と進捗状況の管理、
予算の作成と管理などが含まれます。
PMOは、プロジェクトが予定通りに

進行し、予算内で完了するように努めます。 

リスク管理と品質管理

PMOは、プロジェクトのリスクと品質を管理します。
リスク管理には、リスクの特定、評価、対策の策定と実施が含まれます。
品質管理には、品質基準の策定、品質管理プロセスの実施、品質監査などが含まれます。
PMOは、プロジェクトの成功を確保するために、
リスクを最小限に抑え、品質を維持する努力を行います。 

プロジェクトマネジメントツールの導入と運用

PMOは、プロジェクトマネジメントツールの導入と運用を担当します。
これにはツール選定、導入計画の

策定、トレーニング実施、ツール運用とメンテナンスなどが含まれます。
PMOは、PMやチームが効率的に

ツールを活用できるようにサポートします。 

プロジェクト関係者とのコミュニケーションと調整

PMOは、プロジェクト関係者とのコミュニケーションと調整を行います。

これには、プロジェクト関係者との定期的な会議や報告、調整、意思決定の支援などが含まれます。

PMOは、プロジェクトの進行状況や

課題に関する情報を関係者と共有し、
プロジェクト全体の目標達成に向けて

協力します。
これらの作業内容を通じて、
PMOは組織内のプロジェクトの成功を確保し、効率性を向上させるために

重要な役割を果たします。 

■4.向いている性格 


組織力 

複数のプロジェクトを同時に管理する能力が必要です。 

コミュニケーション能力 

プロジェクト関係者と効果的にコミュニケーションを取り、
調整する能力が求められます。

柔軟性 

変化する状況に適応し、柔軟に対応する能力が重要です。 

■5.代表的なツール名 

PMOが使用する代表的なツールは、
以下のとおりです。
Microsoft Project
・JIRA
・Asana
・Trello
・Smartsheet 

■6.代表的な資格 

PMOが取得する代表的な資格は、
以下のとおりです。

・PMP(Project Management Professional)
・PMI-ACP(PMI Agile Certified Practitioner)
・IPA プロジェクトマネージャー
・PRINCE2(Projects in Controlled Environments)
・CAPM(Certified Associate in Project Management)

7.まとめ

今回はPMOについて解説しました。

PMOは組織内でプロジェクトの管理と成功を確保するための
重要な機能を果たします。

彼らはPMやチームに支援を提供し、
プロジェクトの進捗状況やリスクを管理することで、
組織のプロジェクト品質、

スケジュール、予算を確保します。

今後プロジェクトに参加する上で
PMOの役割等を理解しながら、
日々の業務が少しでも円滑にすすむことを願っています。

最後までご拝読くださりありがとうございました。


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