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COLUMN

お役立ちコラム

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

こんにちは!パパ眼鏡となかじーです。

前回と同じく、今回もITプロジェクトに関わる役職についての紹介をお届けします。
PMOに続き、
第2段となる今回はプロジェクトマネージャー(以下、PM)について説明していこうと思います。


■1.概略、役割

PMは、
プロジェクトの計画、実行、管理、制御を担当するリーダーであり、
プロジェクトの成功を確保します。

彼らは目標の設定からリスク管理、
チームの指導まで幅広い役割を果たします。

類似の概念で前回の記事で出した
プロジェクトマネージメントオフィス(以下、PMO)が存在しますが、
役割の点で意味が異なります。

PMOは、
複数のプロジェクトのPMやチームをサポートする組織・役割を指します。
一方、PMは、プロジェクト全体の指揮者であり、
そのプロジェクトを成功に導く役割としてチームを率います。

■2.歴史

PMの役割は、産業革命以前の建築プロジェクトなどにさかのぼります。

近代的なPMの概念が確立されたのは20世紀初頭です。
1950年代になると、プロジェクトマネジメントの理論と手法が体系化され、
組織や産業界で広く採用されるようになりました。

■3.具体的な作業内容例

PMの具体的な作業内容には、以下のようなものがあります。

目標の設定と計画の策定

PMは、プロジェクト目標を明確に定義し、
それを達成するための計画を策定します。

目標の設定には、プロジェクトのスコープ、成果物、納期、品質基準などを考慮します。

計画の策定には、タスクの分解、スケジュールの作成、
リソースの見積もり、リスクの分析などが含まれます。

リソースの確保と割り当て

PMは、
プロジェクトに必要なリソース(人員、資材、設備など)を確保し、タスクを適切に割り当てます。

これには、リソースの可用性とスキル、タスクの要件と期限などを考慮して、
リソースを割り当てる作業が含まれます。

タスクのスケジューリングと割り振り

PMは、プロジェクトのタスクをスケジュールし、
チームメンバーへ適切に割り当てます。

これには、タスクの依存関係や優先順位、リソースの可用性などを考慮して、
タスクのスケジュールを調整し、割り振る作業が含まれます。

チームの指導とモチベーションの維持

PMは、チームメンバーを指導し、彼らのモチベーションを維持します。
これには、目標の共有、役割と責任の明確化、フィードバックの提供などが含まれます。

また、チームのコミュニケーションを促進し、協力と協調を促します。

進捗のモニタリングと報告

PMは、プロジェクトの進捗状況を
定期的にモニタリングし、必要に応じて調整します。

これには、タスクの完了状況の追跡、予算とスケジュールの比較、リスクの識別などが含まれます。
また、ステークホルダーに対して進捗報告を行い、状況を共有します。

問題の解決とリスク管理

PMは、
プロジェクト中に発生する問題やリスクに対処し、解決策を提案します。

これには、問題の分析と原因の特定、
リスクの評価と対策の策定、緊急対応などが含まれます。
また、リスクの管理計画の策定や実行も重要です。

変更の管理と調整

PMは、プロジェクト中に必要な変更を管理し、調整します。
これには、変更の要求の受け入れや拒否、影響の評価、変更の実装などが含まれます。
変更がプロジェクトのスコープや目標に与える影響を評価し、必要に応じて計画を調整します。

ステークホルダーとのコミュニケーションと調整

PMは、ステークホルダーとのコミュニケーションを確立し、
プロジェクトの成功に向けて協力します。
これには、ステークホルダーの期待や要件の理解、関係者間の調整や調停、
意思決定のサポートなどが含まれます。

プロジェクトの進行状況や重要な問題について、
ステークホルダーと定期的にコミュニケーションを取ります。

■4.向いている性格

PMに向いている性格には、以下の特徴があります。

・優れたリーダーシップ能力とコミュニケーションスキル
・問題解決能力と決断力
・ストレスに対する耐性と柔軟性
・チームプレーヤーでありながら自立的に行動できる能力
・組織力と時間管理能力

■5.代表的なツール名

PMが使用する代表的なツールには、
以下のようなものがあります。

・プロジェクト管理ソフトウェア(例:Microsoft Project、JIRA、Asana、Trello)
・コラボレーションツール(例:Slack、Microsoft Teams)
・ドキュメント管理ツール(例:Google ドライブ、Microsoft SharePoint、Confluence)

■6.代表的な資格

PMの代表的な資格には、以下のものがあります。

・PMP(Project Management Professional)
・PMI-ACP(PMI Agile Certified Practitioner)
・IPA プロジェクトマネージャー
・PRINCE2(Projects in Controlled Environments)
・CAPM(Certified Associate in Project Management)

■7.まとめ


今回紹介したPMは、プロジェクトの全体を見渡し、
各段階での計画、実行、管理、制御を担当するキープレイヤーです。

彼らのリーダーシップ、コミュニケーション、問題解決能力は
プロジェクトの成功に不可欠であり、
専門知識やツールの活用も求められます。

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最後までご拝読くださりありがとうございました。


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