Loading...
0%

COLUMN

お役立ちコラム

辞めた会社との付き合い方(開業準備8)

辞めた会社との付き合い方(開業準備8)

こんにちは。Sosionet営業部のNです。フリーランスは自由な働き方が魅力ですが、孤独感もつきものです。実際には人付き合いで抱える悩みや困難もあるものです。

好むと好まざるとフリーランスは自分が勤めていた会社との関係を意識しなくてはいけません。それは時に有利に働き、ときに大きな障害となります。同じ業種で独立するのであれば、その後の会社との関係は、「味方になる」「敵対する」「無関係になる」の3つの選択肢が考えられます。それぞれのポイントを見ていきましょう。

■味方になる(おすすめ度:★★★)

在籍していた会社とプロジェクトベースで契約するなどして働く選択肢で、起業してすぐに軌道に乗れるか心配な人におすすめです。会社としてもその人物が抜けた穴をその人物自身が埋めてくれることによって、後任を探したり、育てたりする余裕が生まれます。いわば、win-winの関係です。

味方になる選択肢を選んだ場合は、まちがってもその会社のクライアントと直接仕事をしてはいけません。仕事をふってくれた味方には、きっちり「筋を通す」ことが暗黙の商習慣として根付いており、筋を通さない業者は業界内で相手にされません。

■敵対する(おすすめ度:★☆☆)

会社在籍時に抱えていたクライアントと直接仕事をするという選択肢です。在籍していた会社の下請けとして契約するより、クライアントと直接契約した方が収入は当然上がります。

この選択肢を選ぶには、よほどの自信と覚悟がないといけません。

そもそも、会社の看板がなくなっても仕事がくるのか、冷静に見極める必要があります。クライアントからすれば個人の力量もたしかに大事ですが、その個人の後ろにある会社自体に対する安心感、ブランド価値、思い入れなどがあって当然です。起業をしていきなりつまずく人の多くは、この自信過剰な考え方にあります。

また、敵対する道を選ぶと会社はその人物を“競合”(感情論で言えば“裏切り者”)とみなしますので、協力会社にその人物と仕事をしないように通達を出したり、クライアントにその人物の悪評を流したりと、いろいろ防護策をうってくるでしょう。それらの苦境に打ち勝つ自信がない限り、この選択肢はおすすめしません。

■無関係になる(おすすめ度:★★☆)

クライアントを一から開拓していく選択肢です。会社のツテを頼らず、自分の力で進んでいきたいという強い意志がある人や、在籍していた会社と面倒なことになりたくないと思っている人におすすめです。もちろん、さまざまな仕事をしていく上で、在籍していた会社とバッティングすることもあるでしょうが(コンペで競合する場合など)、そのときの自分の実力や政治力を見極めて、適切な判断を下せばいいでしょう。

起業の段階からこの選択肢を選ぶのであれば、ずば抜けた営業力を持っているか、幅広い人脈を持っていないと、軌道に乗せるまでにかなり苦労するでしょうが、事業が成功したときの充実感は3つの選択肢の中で一番大きいかもしれません。

次回は、「独立へ向けた正しい会社の辞め方」についての投稿です。会社を辞めるにも、スマートに退職したいですよね。どうぞご期待ください。


ここでは、「フリーランスの働き方」についての記事をマガジンにまとめました。前回投稿した記事もこちらに掲載しておりますので是非読んでみてください。

https://note.com/socionet/m/md6eef423dba6

◆ソシオネット株式会社について◆ ソシオネットでは、IT業界で働くフリーランスの方々向けの営業支援を行っております。弊社ホームページより、お気軽にお問い合わせください。 ホームページ:https://www.socionet.

https://www.instagram.com/p/CpUoW7gpVpM/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==