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COLUMN

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個人事業の開業届出について(開業準備7)

個人事業の開業届出について(開業準備7)

こんにちは。役所関連の手続きが始まると、いよいよ開業する実感が沸いてくる気がしますね。ソシオネット営業部Nです。

いざ個人でビジネスを始めてみても、役所の手続きは複雑そうで使う言葉も難しく、困ってしまう人もいるでしょう。ここでは個人事業の開業届(正式名称「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」)について、なるべく分かりやすく解説していきます。

■「個人事業の開業届出」って出さないダメなの?

「個人事業の開業届出」とは、あなたが個人事業を始めた旨を通知するための書類です。届け出先は所轄の税務署です。この届け出があって、はじめて「個人事業主」になれます。

結論から言えば、この開業届出をしなくてもフリーランスとして働くことができます。「本格的にフリーランスとしてやっていくと決めた瞬間に出せばいい」くらいの理解でもいいかもしれません。開業届出をした場合としない場合の違いは以下の通りです。

届け出をする最大のメリットは節税です。フリーランスは会社員と違って、毎年春に前年度分の確定申告を行わないといけませんが、何もしない場合は白色申告になります。一方、青色申告は特別経費が認められやすく、収入に対する65万円の控除などもあり、白色申告と比べて税金が安くなります。そして、この青色申告をするには、「個人事業の開業届出」が済んでいないといけないのです。よって、ほとんどの人は税務署に出向いて開業届出と青色申告の申し込みを一緒に行います

青色申告は、確定申告の種類の1つで、所得税を正しく納税するために行う申告納税制度のことです

青色申告あんしんガイドより引用

■「個人事業の開業届出」っていつ出すの?

「個人事業の開業届出」は原則的に「開業した日から1カ月以内」に提出することになっていますが、実際はいくら遅れても何の罰則もありません。

前述した通り、開業届出と青色申告の申し込みがワンセットだと考えると、提出のタイミングは「どの年度(1/1~12/31)の収支から青色申告をしたいか」によってくると言えます。青色申告については、税務関連のお話の際に別途解説します。

青色申告の申し込み方について

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm

■「個人事業の開業届出」の書き方と提出方法

原本(「個人事業の開業・廃業等届出書」)は国税庁のサイトからダウンロード

もできますが、税務署で「開業届を出したいんですけ」と言えば用紙をもらえますので、その場で窓口の人に確認しながら書くのが一番確実かと思います。税務署の人は「納税者」には優しいので丁寧に教えてくれます。

実際の記入例も用意しましたので参考にしてください。

個人事業の開業届出書の書き方と記入例【提出書類一覧表】 (ztakani.com)

https://biz-owner.net/kaigyou/kakikata

開業届に関してnote記事を投稿しているものがあったので、こちらも参考までに記事を張り付けておきます。

https://note.com/kituseful860/n/n3a25b94cd090

注意点としては2部必要になることです。それぞれに受付印を押してもらい、1部は提出用、1部は控えになります。書類に不備がなく、混雑もしていなければ、申請に5分もかかりません。

次回は、「辞めた会社との付き合い方」です。どこにいても会社や人間関係に関しては付きまとうものです。今まで気づいてきた人脈や人間関係をどう活かして整理するかについての投稿をいたします。 どうぞご期待ください。


ここでは、「フリーランスの働き方」についての記事をマガジンにまとめました。前回投稿した記事もこちらに掲載しておりますので是非読んでみてください。

https://note.com/socionet/m/md6eef423dba6

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