会計ソフトがあれば確定申告なんて怖くない（税務関連４）
こんにちは。シオネット営業部のNです。最近では会計ソフトはクラウド版も提供され、スマホからでもできるようになっており以前より確定申告に割く時間も軽減されてきたのではないでしょうか。そんな会計ソフトについてのお話です。
いくら本業に専念したくても、事業のあらゆることをひとりでこなさないといけないのがフリーランス。その最大の難関が確定申告でしょう。飲食店のようにお金の出入りが多い職種であれば税理士さんにお願いするのも一手ですが、お金の出入りがシンプルなら確定申告は自分でやった方がお得。会計ソフトを導入してしまえば、実は簡単なのです。
■ユーザーの多い会計ソフトを選ぼう
フリーランスに人気の会計ソフトといえば「やよいの青色申告」。1年間無料お試し期間があるクラウド版や、30日間無料でお試し可能で1万円ちょっとで購入できるソフトもあります。使い勝手のよさやサポート体制など、人気の秘訣はいろいろあるでしょうが、当編集部でこのソフトをおすすめする最大の理由はユーザーの多さにあります。
フリーランスになりたてのころはほとんどの人が簿記の初心者。そして初心者であればつまずくところもだいたい同じです。ギモンが湧いてもネットで調べれば答えがでてくるメリットはかなり大きいでしょう。
■日々のお金の出入りを入力するだけ
会計ソフトを使うといっても、インストール時に少し初期設定をしてしまえば、あとは日々のお金の出入りを入力していくだけです（しかも入力のインターフェースがいくつかあるので、自分にあった入力方法をすればOK。最終的にはすべての帳簿に反映されます）。もちろん、その都度入力をしてもいいですし、月に１回でもいいですし、年に1回でも構いません。入力する日付が前後していようとソフトが調整してくれるので簡単です。
主な入力項目
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備品を買ったレシート →現金で支払ったなら「現金取引」として記録
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クレジットカード払いや口座振り込みなら「預金取引」
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請求書を書いたとき → 「預金出納帳」に「売上高」として記録
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実際に振り込まれたとき → 「預金出納帳」に「売掛金」として記録
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自分で事業用口座から引き落とすとき → 「預金出納帳」に「事業主貸」として記録
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自分で事業用口座に振り込むとき → 「預金出納帳」に「事業主借」として記録
■事業用口座を作ればさらに簡単
お金の出入りを管理しやすくするためには、個人用の口座とは別に事業用の口座があると好都合です。クライアントからの入金状況や、自分の給与としていくら引き出したのかが分かりやすくなり、さらにその口座でクレジットカードを作って事業に必要なものはそのカードで購入していくスタイルを取れば、事業資金の残高が把握しやすくなります。
例えば、やよいの青色申告にはあらかじめ登録しておいた銀行口座の取引明細を自動的に帳簿に書いてくれる機能があるので、上記のお金の出入りを手動で入力する必要がありません。
事業用口座を作ることは経理作業を簡単にするだけではなく、どんぶり勘定に陥りがちなお金の管理をより厳密に、より計画的に行う意識を育てることに役立ちます。
■ボタンひとつで確定申告用の書類ができる！
フリーランスは年が明けたら前年度の確定申告（会社で言う決算書）の準備をはじめないといけません。しかし、会計ソフトがあればボタンひとつで青色申告（または白色申告）に必要な書類がプリントアウトできるのでとても簡単。
あとは前年度に取引のあったクライアントから支払調書が送られてくるのを待ち（源泉徴収があった場合）、生命保険や国民年金などの各種控除を証明する書類をそろえ、税務署へ行けば確定申告は終了です。
次回は、「フリーランスの社会保険：健康保険について(保険関連１)」についてご紹介させていただきます。どうぞご期待ください。
ここでは、「フリーランスの働き方」についての記事をマガジンにまとめました。前回投稿した記事もこちらに掲載しておりますので是非読んでみてください。
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